後で思い出せるよう観劇メモ

だいたい四季キャッツの観劇メモ。記憶抜けちゃってもったいないから思い出残すため。

劇団四季 CATS@大井町 20191026ソワレ

ソワレの観劇は夜の帳がおりていました。冬の匂い。
キャッツの大井町千秋楽が決定しました。21年の夏ごろ。3年で大井町は終わりかー。短くはない…けど寂しいのは仕方ないですねえ。次はどこでCATSやるのだろうか。名古屋か仙台、静岡なら遠征できる…けどまだ先の話なので、今を楽しまなくては。
これから新しいキャストさんのデビューもたくさんあるでしょう。ロングラン公演は新陳代謝が大事。楽しみだ。

ということで、金曜日に萌さんの大井町ボンバルデビュー。アグラバーでお見掛けしないと思っていたらお稽古していたのか。
さらに!コリコパッド役の押田さんが遂にミストデビューとなりました。そのほかには織笠グリザがお久しぶり。わーい奥平ジェリロ!柚姫バブちゃんも。
f:id:kei-oasi:20191026232234j:plain
f:id:kei-oasi:20191026232258j:plain

◆押田ミスト
押田ミストと指が打ち慣れない…w「押田コリコ」と手が勝手に動いてしまうくらい、大井町ではなじみのある押田さんのミストデビュー2日目。ソワレだから3公演目か。
ミストフェリーズという役は、個人的に四季のダンサー一番の花形であってほしい。なので四季団員且つ、今まで別役で舞台にでてたキャストさんのミストデビューは何となく胸が熱くなります。特に大井町でたくさん舞台に上がっていた押田さんだと観ている方もとても感慨深い人が多いと思う。私もその一人でした。特別感。おめでたい。
その押田ミストをみたあとの感想は、「押田ミストのミストナンバーはお金はらった価値がある」でした。

真新しいボディスーツ、真っ白な耳、真っ白なレッグウォーマーの誰よりも小柄なミスト。メイクは薄目。もう少しアイラインとかしっかり描いたらもっと素敵になりそう。あまりニコニコしない、小さいけどキリっとしたミスト。
とにかく小さくて華奢なものだから、リフトがハラハラしますwもちろんコリコの時もリフトしてたけど、目立つ位置にいるからハラハラ度が違う。松山ディミとのリフトはきつそう。間辺タントのリフトはなんとか。他キャストだと、原田ディミはいけそうだけど杉野タントとは難しい気がするなあとか考えながら観てました。組み合わせがなんとも難しそう。こればかりは努力での限界もあるのだろうと思もう。
そのかわりソロダンスはコリコ時代から変わらず安定感と素早さがあり、バレエの人だから優雅です。コミカルさは今のところ少な目だけど、小さくても男らしい硬質な感じがそれはそれでよいなあと思いました。
特にミストナンバーでは「僕こそがマジカルミスターミストフェリー!」という感じで、自信と力強さを感じた。
バトンが超絶技巧的。ギルにバトンを手渡すまで、早すぎて技繰り出しすぎて目でおえない!思わず「おおー」って言いたくなる。
「おおー」と言えば、アラセゴン・トゥール?ターン?からのマネージュ?(ピョーンピョーンと飛びながら円を描いていくやつ。)の跳躍力がすごい!体力ある!小さい身体をいっぱいに広げ力強く円を描く姿にミスト大回転よりも驚いた。また観たい!
デュト様召喚時もきりっとしている。赤い布が動いて前に行く時、押田ミストは自らマンカスにさえ、気を付けて後ろに下がってて、というジェスチャーをしていた。小さいのに男気たっぷり。
さらに、召還後、赤い布をギュッとかかえて、背をむけるミストの表情は「絶対成功している」60%「失敗していることへの恐怖」40%って感じで、かっこよかった。でも隠せない怯えもみえて、そこに渡久山マンカスが包み込むようにミストの肩を抱いて誘導する一連の流れがとても感動した。
コミカルさ少な目と書いたけど、ライトマジックのところは変顔ミスト!でも超絶可愛い。縦にライトを小さくするときは縦長にお顔をを伸ばす😲な表情、横にライトを小さくするときはお顔も横から押しつぶされクシャっとした😣な表情。山科ミストといい、大井町ミストは可愛い系が変顔する傾向ですねwすごい可愛いので必見です。

まだ3公演目なのでセンター感、エース感は薄目で、群舞だと少し埋没してしまうところもあるけど、ミストナンバーであれだけ輝けるのなら、回数をこなすうちに堂々としたミストになるのだろうな。
体格的にリフトなどのハンデはあるものの、小さな可愛い黒猫を体現しているのは間違いない。来年の今頃押田ミストが出演しているならば、その時と今では押田さんの演じ方も違うだろうし、観ているこちらの感じ方も違うはず。これからが楽しみです。

■押田ミストで記憶に残った場面
大体可愛い。
・ジェニナンバの押田ミストはなんだか全体的に不思議そうな驚いている感じの演技でした。マンカスとドッツにライトを当てる時、すごいうんうん頷きなら観ていた。階段でGタップを観てるときはもう、渡久山マンカスとの体格差が激しすぎて、とくマンのお膝というか、身体にすっぽり入ってしまうのはあれほんとすごいよね。親子というか、圧倒的仔猫感。

・タガーナンバーではスーパーマンが飛んでいるときのポーズで雨どい降りてた。可愛い!ダガナンの最後のほう左肩に分部ランパスの頭をこすりつけられて「ちょ!」って顔してた。可愛い。

・バストファーナンバでは押田コリコと同じように押田ミストはフンフンしっかり頷きながら聞いてました。
 ごちそうをギルにけしかけられて取ろうと飛び上がったけど失敗。ギルと悲しそうだった。可愛い。

・ボウルは強弱のある動きが美しい。ボンバルお姉様と踊る場面では、小さくても負けないぞ的な感じがして口元が緩んでしまう。

・スキンボナンバー、デュト様と一緒に観ている時、きりっとした顔でうんうん頷きながら眺めてた。

・ヤクマン時は、押田コリコのときも観た、ピョーンと勢いつけてテーブルに飛び乗って後ろに落ちそうになってあわあわ。横リコとキャッキャしてました。…私これ押田コリコの時、ハプニング的に、後ろにひっくり返りそうになってたと思ったのだけど、もしかして演技なの…?そうだとしたらものすごい体幹では??

◇渡久山マンカス
今日は回転席のマンカス堪能ゾーン(上手センター~上手サブセンターのスロープ付近)だった為、渡久山マンカスをとても堪能できたのだけど、目の上の太いアイライン?てかダブルラインの間の塗りつぶし?が濃いネイビーか濃いパープルなんですねえ。黒じゃないから太目のラインだけど主張しすぎてなくて、渡久山マンカスにとても良く似合ってる。
ソングの最後「信じられないことばかり、知らないのかジェリクルキャッツ」のところ、スロープ側に座っていた女の子に目でアイコンタクトしながら微笑んでいて、なんか、こう、やさしさ?溢れ出る父性?が滲み出ていて、観てるこっちも温かい気持ちになった。
渡久山マンカスはバストファナンバーで円野ジェミマの肩をがしッと抱いて見守っていたり、仔猫たちと距離が近い。お客さんとの握手のときも感じたけどパーソナルスペース(猫だけど)が狭いのかな?スキンシップ多めです。

◇相原萌ボンバルリーナ
なんだろう、歌声は低めで男前なんだけど仕草ひとつひとつが色っぽい。肩の動かしかた、目線の投げ方、笑いかた。
金ボンバルも美しく色っぽいのだけど、どこかサバっとした空気感がある。萌ボンは、たおやかな色っぽさとワイルドが共存している。
手を顔で覆って、手の隙間から覗きたくなるというか・・・自分でもよくわからないw原田ディミとのコンビをみてみたい。

◇奥平ジェリロ グリドル
彼女のガスナンバーとグロタイナンバーが大好きです。ガスナンで、かつ、相手が正木ガスだと特に孫とおじいちゃんのようで、もう少しガスが若いころは一緒に酒場に連れてってもらって目をキラキラさせながら、昔のガスの活躍を繰り返し繰り返し聞いていたのでは、と感じさせる温かい空気。
奥平ジェリロとガスだと、ガスはまだまだ生きそうな気がする。だって近くにこんなにキラキラした瞳で誇らしげに自分のことを語ってくれる猫がいるんだもの。
その奥平さんのグリドルの、グリドル部屋からポールを下りる時とか、グロタイさんとイチャイチャしてるときとかにちょいちょいでる「ニャー♡」がものっっすごい可愛い…!いつも楽しみすぎて、ニャーに神経集中させてしまうwはー…素敵。
最後の船からはけるときのウィンクの顔も超絶可愛い。悪女なのだけどチャーミングなところがっあって少しコミカルでもあるけど色っぽくもあって好きです。

◇荒木マキャ
ガスナンバー時、しきりに溝にむかって猫パンチする荒木マキャw
スキンボナンバーのねっころがって首をふりつつ足をパタパタさせるところでは非常にハンサムな笑顔。
マンゴがゴロンとするところでゴロンとしたマンゴを一切いじらずツェザリタンブルとキャッキャしていたwマンゴもかまってあげてw
その荒木マキャ、ギルとのカテコのやり取りがいつも大変微笑ましいのですが、今回はギルの頭をナデナデナデナデしてましたwお返しに高野ギルも荒木マキャの頭をなでていたけど、ナデナデくらいの短さ。マキャにナデナデされているときの高野ギルが、お父さんに頭タオルでごしごしされている子供みたいでしたw
上手で観る時のギルマキャのハートフル(バイオレンスな時もある)なやりとりは毎回楽しみにしています。

荒木マキャから話がそれるけど、そういえば文永マキャってカテコ時、ギルとのやりとりであんまり目立った何かがなかった気がする…カテコのギリギリまで笑顔で手を振る印象がつよすぎておぼえてないのかも笑
少しまえほんの少し戻ってきて去ってしまった文永マキャ。また彼のしびれる前回転が観たい。

長い!マンカスクリューがしきりにグリドルの匂いをクンカクンカして「はー☺️」としてたとことか、サイアミーズとか、ハグスルーとか色々書きたいけど長すぎるので割愛。

握手はソンジェデュト様、4列目センター上手寄りでの観劇でした。握手時も「デュト様」を崩さず、ゆっくり丁寧に微笑みながら握手をするソンジェデュト様。拝みたくなります。

最後に、観劇前に点灯式を観に行ったことを。
ゲストはランペル役の三平さん。観に来た人の数がすごくて、三平さんが驚きつつ、やや怯えていて超可愛かったですw「そんなにカメラ向けないでくださいぃ泣」の言い方がなんかこう、もう、余計むけたくなってしまう(ごめんなさいw)すごい細くて笑顔が眩しかった。可愛い。。アナ雪でアナ役とか似合うだろうなあ。
キャッツの良さをPRしてた。
点灯式のあと、仮装をした子供たちと気さくに写真や握手をしていた三平さんを見かけました。マジ神対応
それにしてもちょっと前まで北海道でアリエルだったのに、もう大井町にいる。もうすぐ三平さんも猫屋敷に来るかな。洋マンゴ三平ランペルのコンビとか実現するかな!?誰がきてもキャッツは楽しい。次の観劇も楽しみにしていよう!