後で思い出せるよう観劇メモ

だいたい四季キャッツの観劇メモ。記憶抜けちゃってもったいないから思い出残すため。

劇団四季 アラジン@汐留 20190907ソワレ

この日は猫→アラジンのマチソワ。
17:30開演なのでゆっくりできないまま四季劇場海へ。
阿久津ジーニーステイしますように!と祈ってたチケットがなんと萩原ジーニーになりました。6列下手。
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ここ最近のアラジンで一番面白かったです。
観客が心から笑う、鳴りやまないほどの拍手をする。その中心には確実に萩原ジーニーがいた。私は「アラジン」はアラジンが主役である、という事をどうしても譲れないのだけど、今回は萩原ジーニーに視線が奪われっぱなしでした。

決して前へ前へ出てくるような演技じゃないのだけど、培ってきた高い芝居力に、洗練されたダンサーの要素が相まって、ちょっと他とは違うジーニーになっている。

アラジンって、ダンスナンバーがとてもかっこいいじゃないですか、アンサンブルもレベルが高い。中心にいるジーニーはダンスではなく歌枠。だからダンスのクオリティは正直そこまででなくていい。
それが、萩原ジーニーだと「ザ・センター」になる。中心が踊れると、ジーニーが踊れるとこんなに格好いいんだ!と感動する。
実際「FLM」の後、疲れたジーニーが倒れた後の拍手が鳴りやまなかった。会場全体がFLMを120%堪能した空気に染まりました。会場には四季オタ、萩原さんオタ、アラジンオタ、新規と、様々なアプローチで観に来ている人たちがいたなかで、あの空気は最近のアラジンでは感じたことがなかった…!

プリンスアリーナンバーの真ん中で踊る萩原ジーニーもびっくりするほどかっこよかった。超足が上がるからね、ジャンプできるからね、リズム取れるからね…!ジーニーのお衣装がことごとくぶかぶかでもとにかくカッコいい。舞台をはけるときも、バレエの型(バレエ詳しくないから技の名前がわからない)ではけていくのさすがダンサーだわー。

お歌も色んな声が出せる。いやー…いい舞台を体験させてもらいました。

しみじみ思うけど、あのスタイリッシュ萩原さんが超面白いとかちょっとびっくりだよね……あのハンサムマンカスを演じている萩原さんが…!
萩原さんのイメージとジーニーに乖離があって観たくない!と思う人もまだいるのではないかと思う。でも一度は見るべきよ。純粋で優しいのに面白くて温かい萩原ジーニー。ちょいちょい小ネタや話かたがひとつひとつ丁寧に面白いんだもの。すごいよ。

そのほかは北村アルもよかったな、前回全体的に声のトーンが高くて、低い北村マンカスが恋しくなったのだけれども、今日はそんな事なかった。イノセントな色味の強い萩原ジーニーと一緒だからか、いつもより全体的に大人っぽくみえたな。チャラいけど大人っぽい北村アルだった。
あいかわらず「AHNW」でジャスミンをバックハグからの囁くような歌声は観客の胸をときめかせてくれるしね!
色々面白かったけど、「ひとりじゃないさ」の冒頭、ジーニーが一人で歌っている時、よしときカシームにランプの先端を「ここからジーニーでてくるんだよ」って見せてあげていたのだけど、あれ先端恐怖症の人はだめだよねw
同じく、「ひとりじゃないさ」の、

北村アル「ジーニーみてみて!」
萩原ジーニー「すごーい!」 
萩原ジーニー「見て見て!」
北村アル「すごーい(棒)」

が最高に面白かったw

三井ジャスミンは岡本ジャスミンよりすこし現代っ子に見える。お歌もうまいし相変わらずナイスなボディ。
牧野ジャファーはもうどこからどうみてもジャファー。とにかく艶のある低音が劇場に響くだけで、アラジン観にきてよかったな、って思う。近くの人が幕間に「ジャファーになるために生まれてきたみたい」って言ってたなw
そしてわーーいお久しぶりのワイスイアーゴ。顔と声がね、なんか、本当に癖になるというか。可愛さはないが面白いのである。大好き!
そしてあれ…?笠松さんがいない…深堀さんがいる…!とびっくりして幕間にキャスボをみたら、なんとまあ笠松さんのお名前がなく深堀さんに・・・!少し前にエビータで観ていたからなんだか新鮮でした。短期間に色々できるってすごい。身体が覚えてるのかなあ。四季の役者さんは間を置かずまったく違う舞台にたつ事がよくある。ただただ尊敬。

もっといっぱい書きたいことがあるんだけど、記憶がぽろぽろ抜けてしまった。とりあえずハギージーニーがとにかく素敵だったことを残しておけるからいいか。来週も萩原ジーニーステイなら観に行こう!